こんにちは、研修生の飛岡です。これまで二回にわたって養豚農家の豚舎に入ってみて思ったことや経験したことなどのブログに書いていきました。

今回も引き続き、養豚場での実際の状況についてお伝えしていていきたいと思っています。今回は、女性目線での畜産業の生産現場について思ったことなどを書いていこうと思います。

 

「働きやすい環境」

研修をしていく過程でまず思ったことは、この協同ファームさんは社員さんに対して細やかな対応をしてくれるおかげなのか、働きやすくて楽しい職場だなというイメージが強かったです。例えば、急な出来事で休まざるを得ない状況になった時、職場の人たちが連携して休みが取りやすい職場環境だったことや上司にすぐに要望が通りやすいことなどが印象的でした。

他にも、和気藹々とした雰囲気の職場環境なのも女性が働きやすい環境に起因しているのかもしれないとも思いました。

また、二回目のブログで、まるみ豚の魅力である「水」「衛」「餌」の「衛」で書かせてもらったことなのですが、協同ファームさんは今、HACCPやJGAPの取得に取り組んでいるそうです。

HACCPとは、「azard nalysis and ritical ontrol oint」頭文字をとったものです。食品等事業者自らが食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から製品の出荷に至る全工程の中で、それらの危害要因を除去又は低減させるために重要な工程を管理し、製品の安全性を確保しようする衛生管理の手法です。

つまり、世界基準での食品衛生管理のようなものです。

次にJGAPの説明です。JGAPとは、食の安全や環境保全に取り組む農場などに与えられる認証のことです。安全な食品とは、適切な環境管理の下でつくられた食品のことです。

JGAPはその「適切な農場管理」の基準であり、この基準は全部で120以上の項目数になります。

研修中、私はこのHACCPの取得に関する話し合いにも同席させてもらいました。そこでHACCPなどは食品の安全管理だけが全てではなく、職場環境や従業員などの生産者側の状況の管理もより良い食品生産において大事だともおっしゃっていました。

HACCPやJGAPを取得しているまたは、取得予定の農家さんたちの働く環境は以前より良くなってきているとも言えるかもしれません。

 

「女性の活躍が期待できる職場」

いきなりですが、豚舎は大まかに分けると分娩舎、仔豚舎、肥育舎の三つに分けられます。

生産部の方から話を聞くと、この分娩舎で行われる豚の分娩(出産のことを言います。)や人工授精等は女性の方がうまくいくことが多いそうです。

分娩舎というのは、お母さん豚から仔豚が生まれてから乳離れするまでの約1か月間の豚のお世話をする豚舎のことを指します。分娩舎で女性の方が活躍できると言われる点として挙げられることとして、まず人工授精でお母さん豚の子宮内に手を入れる時とかは女の人の小さい手の方が豚の負担も少ないから、という理由だと教わりました。

また、この時期は豚を育てる過程で細かい作業が多く、男性より向いているともお聞きしました。出産や育児などで、子供をもつ母親ならではの気持ちに関して、気がつくことが多いのかもしれません。

残念ながら今回の研修中は新しい豚舎建て替えのため分娩や授精は行っていませんでしたので、これらの作業は経験することはできませんでした。けどもし、分娩や授精に関する体験ができる機会があれば是非ともやってみたいです。下の写真が母豚と母豚から授乳中の仔豚です。

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「これから仕事場での女性への認識」

農業関係自体、体力がいる作業が多いですが、(といっても女性でもやっていくうちに体力がついていくそうです。)生き物を扱う仕事となると細かい作業が必要となることが出てくると思われます。そういった場合でも、一般的に女性は男性より手先が器用と言われることが多いですし、もしかしたら今後農業関係では女性が求められる機会も増えるのではないかと思いました。

さらに、農業関係で働く女性が増えることにより「女性の力は必要だ」という認識になれば、子育てなどに関する会社の認識も変わってくると思います。最近はHACCPなどの導入も進んで、生産者側の管理も大事になってきていることからも、将来的に農業は女性が働きやすい環境になるのではと思いました。